人口
-人口推計と国勢調査から-

最終更新日:2020年4月14日 グラフと内訳表に移動

2019年10月1日時点【全国】

前年比 割合
総人口
12,617万人 -0.2% - %
15歳未満
1,521万人 -1.3% 12.1%
15-64歳
7,507万人 -0.5% 59.5%
65歳以上
3,588万人 +0.9% 28.4%

※資料:総務省「人口推計」

2019年10月1日時点【東京都】 (人口1位)

前年比 割合
総人口
1,392万人 +0.7% - %
15歳未満
155万人 +0.2% 11.2%
15-64歳
916万人 +0.8% 65.8%
65歳以上
321万人 +0.6% 23.1%

2019年10月1日時点【鳥取県】(最下位)

前年比 割合
総人口
56万人 -0.7% - %
15歳未満
7万人 -1.4% 12.6%
15-64歳
31万人 -1.6% 55.4%
65歳以上
18万人 +0.6% 32.0%

人口
グラフと内訳表

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※資料:総務省「人口推計」。

※数値は10月1日時点。

※5の倍数の年は国勢調査の数値。それ以外の年は推計。総人口のみ補完補正している。

人口の解説

見ると落ち込む統計

日本が人口減少に転じたことはもう誰もが認識しているでしょう。未婚・晩婚化が進み、出生児の数がずっと減少してきていたので、総人口が減少に転じるのは時間の問題だったのですが、2010年をピークに人口減少社会に突入しました。

人口減少でよくクローズアップされるのは、生産年齢人口(15-64歳)が少なくなることです。女性や高齢者に働いてもらうことで何とか凌げる部分はあるでしょうが、伝統工芸やマイナースポーツの継続など、フォローできなくなる部分は出てくるでしょう。

高齢者人口はどんどん増える

働く世代や若者の数が減る一方、75歳以上の人口はぐんぐん伸びています。1985年に471万人だった75歳人口は、2015年に1,632万人まで増えました。この間、15歳未満の人口は2,604万人から1,595万人まで減少。75歳以上人口に逆転され、今後はその差が開く一方となります。

高齢者人口の増加により高齢者をターゲットにするビジネスも増えてきました。テレビCMなどは「健康」を謳った商品・サービスで溢れていますし、「シニア割引」といった特典を多く見かけるのも高齢者の需要を取り込もうとするビジネスが増えてきているためでしょう。

もちろん若者をターゲットにしたビジネスもありますが、人口がどんどん減少しているため、どうしても競争が激しくなってしまいます。よほどの自信がない限り、若者に絞ったビジネスで企業を成長させるのは難しそうです。

若者に不利な社会構造

高齢者と若者の人口差は開く一方なので、国の政策も、教育や子育てより高齢者対策に厚みが出てきます。高齢者人口のほうが多いので、高齢者対策に比重が置かれるのは当然ですが、選挙対策という色も出ていたら、若者や子育て世代は割りを食っていると言えます。

長生きすれば誰しもが高齢者になりますし、高齢者がより良い生活を送れることは良いことです。しかし、多くの若者が活躍する姿を見るのも高齢者の生きがいではないでしょうか。

統計プロフィール

資料
総務省:人口推計
統計の作成方法
5の倍数の年に実施する国勢調査の人口を基礎に,出生児数や死亡者数などを勘案し,毎月1日現在の人口を算出。都道府県別人口は、各年10月1日時点の人口を算出している。
公表時期
毎月1日時点の人口を当月下旬に公表。10月1日時点の人口は翌年4月に公表している。